猛暑の中、ヒメシャラにコガネムシの急襲|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

ヒメシャラのコガネムシ被害

猛暑の中、ヒメシャラにコガネムシの急襲 2015年8月8日〜10日

コガネムシの来襲

コガネムシの来襲

コガネムシの来襲

猛暑の中、ヒメシャラにコガネムシの急襲
1本のヒメシャラあたり10匹ほどのコガネムシがまぶれ、若葉中心に食され、新生の小枝で葉が1枚も無くなるなど、この3日間、気付かない間に被害甚大。土壌はコガネムシ防除対策をしており、他所からの飛来によるものである。
(10匹の内、7匹がアオドウガネ、3匹がドウガネブイブイであった)(この後の家族の観察では、その都度の駆除にもかかわらず、翌日5匹、翌々日3匹、翌々翌日4匹、翌々翌々日5匹のアオドウガネが飛来し、被害が拡大していた)
■ コガネムシの被害
幼虫の被害と成虫の被害がある。幼虫による被害は土中における植物の根の食害である。このために幼虫は「ジムシ」や「根切虫」とも呼ばれている。養分の吸収が阻害され生育が悪くなり、大発生の場合は、苗だけでなく樹木が枯れる要因ともなる。成虫による被害は成虫が出現する6月〜8月頃から発生し、葉を葉脈だけ残して網目状に食害するため生育や美観が損なわれる。

種類によって異なるが、5月頃より成虫が現われ、雌成虫は交尾後、土中に産卵する。通常は2回脱皮して終齢(3齢)となり、3回目の脱皮でサナギ(蛹)になる。冬は幼虫の状態で越冬し、春先に蛹になるという年1回の発生サイクルであるが、寒い地方では卵から成虫になるまで2年かかることもある。産卵時期には、畑や芝地、落ち葉や有機物などの多い土中に卵を数十個ずつ数日間にわたって産み付ける。幼虫は2〜3cm程度で、頭部が黒や茶系で体色は乳白色をしており、U字形の状態で土中に生息する。暖かい時期は比較的地表面で活動するが、寒くなるにつれ地中深く潜るようになる。成虫は飛行移動するため、加害場所に必ずいるとは限らない。

土に有機物を多く施すと、コガネムシが多発するといわれている。落ち葉や有機物に卵を産み付けるので、腐葉土や堆肥を作る時は、ビニールなどでおおい、幼虫駆除のためにダイアジノン粒剤などを土に混ぜておくことが必要である。
成虫、幼虫が害虫として知られるコガネムシの種類には、アシナガコガネ、ビロードコガネ類、クロコガネ、マメコガネ、スジコガネ、アオドウガネ、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、セマダラコガネ、コアオハナムグリ、サクラコガネなどがある。
被害を多く受ける樹木として、 サクラ、カキ、クリ、クヌギ、バラ、アジサイ、カリン、ブドウ、スモモ、リンゴなどがある。その他、キーウィ、キャベツ、サツマイモ、サトイモ、スイカ、ラッカセイなどの野菜やカーネーション、ダリア、ハナショウブ、ベゴニア、アイリス、マリーゴールドなどの花も被害を受ける。

ヒメシャラのコガネムシ被害

ヒメシャラのコガネムシ被害

ヒメシャラのコガネムシ被害

ヒメシャラのコガネムシ被害

ヒメシャラのコガネムシ被害

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