カキの実豊作 −タンニンの可溶で決まる柿の渋− −野鳥来て熟柿啄む茜空−|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

カキの実豊作

タンニンの可溶で決まる柿の渋  2015年6月1日〜

カキの実生る

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カキ(柿、英:persimmon、sharon fruit、学名:kaki)は、カキノキ科の1種の落葉樹
東アジアの固有種で、特に長江流域に自生している。雌雄同株であり日本から1789年にヨーロッパへ、1870年に北アメリカへ伝わったことから学名にも kaki の名が使われている。英語で柿を表す「persimmon」の語源は、米国東部のインディアンの言語である「ペッサミン」。近年、欧米では、イスラエル産の柿が「シャロンフルーツ (sharon fruit)」の名で流通するようになったため、柿は「persimmon」よりも「sharon fruit」として知られている。

柿の「甘柿」と「渋柿」の違いは、渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかできまる。溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなる。幼果期はどちらも渋みが溶ける「可溶性」タンニンを含むが、甘柿は成長過程でタンニンが「不溶性」に変化して口の中で溶けなくなり、渋みを感じなくなる。渋柿を甘くするには、アルコールや炭酸ガスを使って、タンニンを可溶性から不溶性に変化させる。なお干し柿にすると、渋みは自然に抜ける。

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野鳥来て熟柿啄む茜空  2015年10月〜

▼ 熟し始める   2015年9月26日〜

熟し始める

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カキの実熟す

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