感染源を供給する杜撰な水際対策−ウイルスの国内侵入は後手後手の入国管理にあり!−|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

感染源を供給する杜撰な水際対策

Leaky quarantine measures supplying a source of infection

ウイルスの国内侵入は後手後手の入国管理にあり!  2021年4月27日

常に後手後手に回っている抜け漏れの多い杜撰な検疫措置が、国内への感染源供給の
根本的な要因となっている!
A fundamental factor supplying an infection source is in slipshod
quarantine measures with many omissions that always end up
running behind on everything.
■ 手遅れ!変異株すでに国内蔓延化 −抜け漏れの多い後手後手の検疫措置が感染源供給の根本的要因である−
感染防止対策には、ウイルスの1)感染源を断つ、2)感染経路を断つ、および3)人の免疫環境の整備(体制、ワクチン、特効薬など)などが要素として挙げられるが、究極の解決策は「感染源を断つ」ことである。この「感染源を断つ」ためには、「人と人との接触防止」、「ウイルス保有者の隔離」は言うまでもなく、ウイルスの海外から国内への侵入阻止すなわち「水際対策」が最も重要であるが、今の日本の「水際対策」では、「ザルに水漏れ」の如く、この常識すら欠落している。 

日本の水際対策における考えの甘さ危機感覚の無さ中途半端な対応は、コロナ発生当初より問題視されて来たが、今日に至るまで全く改善されず、まさに、常人では判断に苦しむような「ザルに水漏れ」の如き水際対策が続けられている。すなわち、「感染源を断つ」どころか「感染源を供給」すべく対策が取り続けられているのである。ザルに水漏れ」の如き水際対策によって、ウイルスを国内に招き入れ、「ウイルス保有者の移動」による「人と人との接触」で全土に拡散させる。ウイルスを全土に蔓延させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。こうしたお粗末な「成るべくして成る」の悪循環を繰り返しているのである。

そもそも、日本における新型コロナウイルスの感染拡大主要因ならびにコロナ禍諸悪の根源の1つは、入国管理におけるウイルスに対する「ザルに水漏れ」の如き杜撰な水際対策にあるが、信じ難きことは、この杜撰な水際対策が学習もなく今なお続いていることである。当然のことながら、このような「感染源を供給する」杜撰な水際対策が存続する以上、国内での感染拡大感染爆発が絶えることなく、繰り返し引き起こされていることも頷けることである。 

中国・武漢で大量発生した新型コロナウイルスが世界へ拡散し始めた初期においても、日本における水際対策は「ザルに水漏れ」の喩えそのものであった。すなわち、ウイルスが中国・武漢から世界各国へ感染拡大しているにもかかわらず、しかも500万人が大移動するという中国の春節休暇の時期前後であるにもかかわらず、無規制のまま、中国からの大量入国をはじめ諸外国からの訪日外国人ならびに帰国者の大量入国、さらには入国制限直前の駆け込み入国を含む海外からの出入国を野放しにさせてしまった。この浅短鈍智なる初期対応が、以後の感染爆発根源となり、国内における急激な感染拡大を引き起こす引き金となった。政府は慌てて2/1には中国・湖北省のみ入国制限、3/9には中国・韓国、3/21には欧州諸国やエジプト、3/26には米国、3/28にはアジア諸国、そして4/3には全世界諸国に対して入国拒否などの規制をかけたが、すべて時すでに遅きで、日本国内に第1次感染爆発感染災害)を引き起こす結果となってしまった。そして、4/7には7都府県に緊急事態宣言、4/16には全国に緊急事態宣言、さらに5/7には緊急事態宣言の延長を発出せざるを得なくなったのであるが、すべて「後の祭り」で、実効性のない「行き当たりばったり」の後手後手の策となったのである。

しかるに、その後の水際対策は向上的な学習もなく、中国・武漢で発生した従来株ウイルス初期輸入の時と同様に、変異株ウイルスにおいても、世界が英国や南アフリカで確認された変異株の侵入防止対策に奔走しているというのに、日本は逆行甚だしく、昨年10月1日以降は世界各国地域からの新規入国を再開し、11月1日以降は渡航中止勧告が出ていた各国からの入国制限緩和措置を開始し、入国者の空港でのウイルス検査の不要や滞在歴のある外国人の入国拒否解除など、逆に水際対策を緩和している。滞在歴のある外国人の入国拒否解除された(当然、この時点で、すでに変異ウイルスが日本中に拡散されていることが推測できる)。

こうした常識では理解に苦しむような野放し状態ザル様水際対策が、現在に至るまで、学習もなく続いており、日本国中が感染力の強い変異ウイルス蔓延するのも遠からずである。直近でも、インドで猛威を振るい、英国株の“次の脅威”となる可能性のある「二重変異株」が、すでに20カ国以上に拡散し、諸外国がその侵入防止に躍起になっているというのに、日本ではインドからの入国拒否措置遅れ、すでに野放しで国内への侵入を許している。間引き検査であり、氷山の一角であるが、2021年4月26日現在、国内では21件が確認されている。

こうした鈍感危機管理能のない後手後手入国管理が、「ザルに水漏れ」の如くウイルスを国内に招き入れ、必然的に市中感染を誘発し、感染拡大の防止に努力している国民の自粛・忍耐台無しにしているのである。
■ 日本国内に拡散された変異株の確認数(厚労省公示のみ)

感染源を供給する杜撰な水際対策

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