ザイオン国立公園|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

ザイオン国立公園(米国)

ザイオン国立公園 Zion National Park (米国)

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ザイオン国立公園

ザイオン国立公園

ザイオン国立公園

ザイオン国立公園は、古代ヘブライ語で「聖域」と名づけられた大自然の宝庫である。ザイオンの段差は落差600m〜1200m、コロラド川の支流ノースフォークバージン川による侵食によって出来たもので、「水によって創造された壮大な彫刻」、「ザイオンの全ては水による芸術」と語られる。グランドキャニオンが下を見下ろすキャニオンであるならば、ザイオンは谷底から上を見上げるキャニオンで、垂直に切り立ち、覆いかぶさってくるような迫力は圧倒的である。

この辺一帯には昔、先住民族(インディアン)が住んでいた。 コロラド高原に住んでいたインディアン、アナサジは8世紀から13世紀の時代にかけて(日本でいうと鎌倉時代であるが)、マヤやインカに負けない神秘的な文化を持っていたと言われる。渓谷は1858年にモルモン教徒によって発見され、1860年代初めにはモルモン教徒が定住した。ザイオンは古代ヘブライ語で避難所又は聖域を意味する。ザイオンに入ってきた人々はここの山を見たとき、聖なる山だと確信し、それでザイオン(聖なる山)と名づけた。「シオン」の英語読みである。

ザイオン国立公園

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大陸隆起活動の時代から川が削り出した典型的な渓谷
土色で岩層の違いが明確に解る。足元がチョコレート層、その上の赤い所がバーミリオン層(約2億年前、地球全般で火山活動が盛んだった頃の層)、その上の白の数百メートルの層は約1億年前に乾燥した砂漠地帯の砂浜が固まって出来た層。

ザイオン国立公園

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白い王座 Great White Throne
6744フィート(2056m)の一枚岩で、岩の上部が白くなっているのは、岩の赤い色をだす鉄分のミネラルがなくなっているためである。岩自体は高さ732mある1枚岩。 ヨセミテのエルキャピタンに次ぐ世界2番目に大きい一枚岩である。

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